マッチ絵の家


◆ 古い器達・印判手
15日(土)より始まる”使いやすい骨董の器展”に並ぶ器達を
少し紹介したいと思います。

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印判手の器4種(「手」とは、”のもの”みたいな意味です。骨董のシャバでは上手・ウワテ{上もの}など”手”を付けるのが業界っぽい?)

印判手は、明治初期から作られ始めたようです。
読んで字のごとく、判子を押すように型によって絵柄を写して作られた磁器の事です。
もともと印判以前、磁器に手描きで絵付けをしていたもの(染付)を効率化させたい日本人気質が生んだもののような気がします。+も一つの要因としてそれまでは、磁器の絵付けの顔料であった天然コバルト(希少)から、明治時代にヨーロッパで合成コバルト(安価)が生まれ印判は、伊万里(佐賀県)や美濃「俗に瀬戸物」(岐阜県)、で大量に作られるようになりました。
上の4枚の器はそれぞれ印判の器になります。

左上・右下のものは、俗に紙印判と言われ伊勢型紙(布の型染めと同じ)を用いステンシルのように刷毛で顔料を刷り込んで絵付けした後焼成したものです。中心部分の型紙と縁の部分は3枚を繋いで1枚の絵柄を作ります。ですから、絵柄がずれたり薄い所があったり版画のような風合いが特徴です。

右上のものは、絵柄を銅板の型を使いコバルトを粘着性の強い植物性の糊と混ぜプレス機で紙に印刷したものを器に転写し焼成する技法で作られています。ですので細かい描写が可能になっているのですね。

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左・明治の印判の梅紋小皿 右・昭和初期と思われる赤絵の桜紋小皿

大正以後型紙を用いた技法は廃れ、転写による絵付けに代わっていったようです。

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右・転写印判の中皿 左と中・手描き(染付)龍図皿 両方ともに明治だと思います。


右の中皿は印判なのか?と思ってしまうぐらい自然な仕上がりの印判の皿、左と中の染付の皿のいい加減な龍?の絵。龍図回りの台形のような連続文様の字余り的にちっちゃく描かれた部分が分かるでしょうか?




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by match-ee | 2014-11-12 19:46 | information | Trackback | Comments(0)
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